綺譚花物語

[原作]楊双子 / [著]星期一回収日 / [訳]黒木夏兒 ・ 2022 ・ 既刊1冊 ・ サウザンブックス社 サウザンコミックス

『綺譚花物語』は、楊双子による漫画作品。サウザンブックス社 サウザンコミックスから2022年9月に刊行、既刊1冊。comic-labの3軸判定では、内容の近さで『秒速5センチメートル』『そらに陽だまり』が上位。

あらすじ

日本時代と現代、二つの時代を描く 台湾発 至上の百合漫画が登場! 台湾の漫画賞「金漫奨 2021年度漫画奨 」受賞作品 二人の関係は、姉妹、あるいは親友、それとも恋人? おそらく、それを的確にいい表す言葉はない。 そして言葉で言い表す必要もない。 お互いの想いが通じてさえいれば、それで充分なのだから。 舞台は昭和11年。「高等女学校」「日本への進学」「職業婦人」といった「新しい未来」が少女たちの前に輝かしく提示され、それでもその未来への扉を開くか否かの選択は決して少女たちの自由意思にはゆだねられていなかった時代。そこにひっそりと咲く少女たちの恋。 第一作「地上にて永遠に」 台中女学校に通う詠恩(インウン)と英子(えいこ)。仲の良い先輩後輩である二人だが、卒業後に二人を待つ未来はいずれも結婚であり、詠恩の卒業後は再び会えるかどうかもわからない。そんな二人の再会は、予想外の形で叶えられることに。 第二作「乙女の祈り」 同じく台中女学校の同級生である日本人の茉莉(まり)と台湾人の荷舟(かしゅう)。荷舟は卒業後も補習科に一年通い教師を目指す予定だったが、茉莉を待つ未来は東京での結婚だった。荷舟との別離を拒む茉莉は、とある禁忌に手を伸ばす。 第三作「小夜啼き鳥」 台中市内の林家の屋敷で「奥様」として優雅に暮らす若き妾の蘭鶯(ランイン)と、跡取りの「お嬢様」である女流詩人の雁聲(ガンシン)。かつて台中女学校を受験し合格していながらも籠の鳥となる未来しか許されなかった蘭鶯は、一つの決意を胸に秘めていた。 第四作「夢の通い路」 そして時は経ち、現代の台中。「21世紀の自由な台湾」で、昭和11年には到底考えられなかった人生を送っている二人の女性、大学院生の蜜容(ミーロン)と小説家志望の阿貓(アーマオ)。だが、彼女達は本当に「自由」なのだろうか? 昭和11年の鳥籠は、形を変えて二人を捕えてはいないのだろうか?

巻一覧(既刊1冊)

綺譚花物語
2022-09
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