『紅い花』は、つげ義春による漫画作品。小学館 コミック文庫(青年)から1995年1月〜2013年7月に刊行、既刊3冊。「紅い花」シリーズ4作のうちの1作。つげ義春の作品はcomic-labに他に34作あり、『つげ義春大全』『つげ義春全集』など。comic-labの3軸判定では、内容の近さで『夏の思いで』『おもいで停留所』が上位。
美しい幻想の物語「紅い花」をふくむ、13篇の「つげ義春の世界」
▼第1話/紅い花▼第2話/李さん一家▼第3話/通夜▼第4話/海辺の叙景▼第5話/西部田村殺人事件▼第6話/二岐渓谷▼第7話/ほんやら洞のべんさん▼第8話/女忍▼第9話/古本と少女▼第10話/もっきり屋の少女▼第11話/やなぎや主人▼第12話/庶民御宿▼第13話/近所の景色 ●あらすじ/少女がたった1人で番を務める峠の茶屋がある。ある日、釣にやってきた男がそこに立ち寄った。彼がしばらく休んでいると、そこに少女の同級生のマサジがやってくる。マサジに案内されて、男はヤマメの穴場へと向かうが、その道中で彼は見知らぬ紅い花が群生しているのを見る。そうこうしているうちに彼らは穴場に到着し、男と別れたマサジは山道を戻ってゆく。そのときふとマサジは、茶屋の少女が川の浅瀬に入ってしゃがみ込む姿を目撃する。マサジの目の前で、少女の臀部から出る鮮血の流れが、落ちてくるたくさんの紅い花を飲み込んで流れてゆく…(第1話)。▼日光浴をする男の脇に、美女が寝転がる。彼はその女性に好意を抱くが、声をかけることもできず、連れらしき男に嫉妬するばかり。ところが、日が暮れた海に男が再びやって来ると、そこにはたった1人で彼女が膝を抱えていた。昼間の男について彼が尋ねると、その男は彼女の連れではなく、宿で知り合っただけだという。これをしおに、彼らは大した意味もないことを淡々と話し続け、再会を約束して別れる。その翌日、雨が降りしきる中を待ち続ける彼のもとに、息せききって彼女が走ってきた。彼女は彼に、翌日東京へ戻ることを打ち明け、泳ぎ納めと言って海に入ってゆき、彼もそれに付き合って泳ぎ始める。彼女に泳ぎを褒められ、彼はいつまでもいつまでも泳ぎ続ける(第4話)。 ●その他DATA/解説・糸井重里
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