『忍法秘話 参』は、白土三平による漫画作品。小学館 小学館叢書から1992年7月〜1996年8月に刊行、既刊2冊。「忍法秘話」シリーズ7作のうちの1作。白土三平の作品はcomic-labに他に49作あり、『カムイ外伝』『カムイ伝』など。comic-labの3軸判定では、内容の近さで『狼小僧』『忍者旋風』、絵柄の近さで『忍法秘話 五』が上位。
無情の世で、のがれられない宿命に生きる者たちの姿を描いた異色作品集
▼第1話/鬼▼第2話/山父▼第3話/ざしきわらし▼第4話/シジマ▼第5話/犬万▼第6話/大咬▼第7話/四貫目▼第8話/一本やぐら▼第9話/掟▼第10話/松喰虫 ●登場人物/忍犬シジマ(忍者に厳しく仕込まれ、人間におとらない驚異的な働きをする犬) ●あらすじ/年をとった母親が鬼と化した話。恋人を見捨て、鬼に殺されたとかたった男に復讐する話。山の中の堂に泊まり、鬼を喰ってしまった豪快な男たちの話。そんな鬼にまつわる三話構成のオムニバス(第1話)。▼忍びの世界でシジマの名前は知れ渡っているが、誰もその正体をみたものはいない。男は正体を探るため、武者修行の旅を装い山に潜入する。しかし何の手がかりもつかめないうちに、怪しい者はつぎつぎと殺されていった。そして最後に残った一匹の飼い犬、それこそが仕込まれた忍犬「シジマ」だった(第4話)。 ●本巻の特徴/動物を仕込みあやつる術は、忍者にとってなくてはならないものであった。時には人間以上の働きをする、すぐれたものも存在した。代々シジマと名付けられた忍犬たちが、第4、5、6話に登場する。また忍猿とでもいうべき、忍者装束の猿も登場し敵の眼をあざむく(第7話)。 ●その他の登場キャラクター/塚原卜伝(第2話)、ダンズリの小助(第3話)、犬万(第5話)、宿鳥(第5話)、ガンダメ(第5話)、四貫目(第6、7、8話)、木猿(第7話)、佐助(第9話)、柳生十兵衛(第10話)、尾張天鬼(第10話) ●その他のデータ/登場する忍術〜伊賀忍法月の輪(第3話)、変わり身の術(第4話)、ギダンの法(第7話)、猿飛の術(第7話)、天狗飛び斬りの術(第10話)
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